「モノづくり」を通して人格陶冶を目指し、それは校是の「技術は人なり」に示すように、技術はそれ自身には善悪はなく人間がそれをどのように創り、使うかにかかっている。サレジオ高専は「モノづくり」をする「人づくり」を目指している。
学校概要
校長:小島 知博先生 創立:1934年 宗教:カトリック 生徒数:852名(男子:695名、女子:154名) 教職員:152名 制服:あり 給食:食堂あり(弁当)スクールバス:なし 敷地面積:24,939.63㎡ 校庭:人工芝 図書館の蔵書約:60,000冊 土曜日:あり
志願者数、倍率、学費
2020年度の志願者数は342名(男子285名、女子57名)で募集は180名のところ合格者は194名(男子157名、女子37名)でした。志願倍率は1.76倍。初年度の学費は約1,320,000円
高専とは
高専は16歳から5年間の一貫教育
高等専門学校は昭和37年4月に制度化された高等教育機関で、現在全国で国公私立あわせて57校が設置されている。
中学校卒業者を対象とした5年制の学校で、16歳からの一貫教育を実践し、一般科目と専門科目を効率的に学びながら、理論と実践を兼ね備えた技術者を育成している。卒業後は準学士の称号が授与される。
さらに、プラス2年の専攻科※を加えると高校プラス大学同等の「7年間の一貫教育」となる。
※専攻科は大学3・4年に相当する課程。この課程を修了し、規程の試験に合格すれば、大学卒と同等の学位が授与され、大学院への進学、専攻科枠や大学卒枠での就職が可能となる。
ここが注目
一般科目
高校とは違う高専の授業、サレジオ高専独自のユニークな科目と併せて、バランスよく一般と専門の科目を学ぶ。
1〜3年までは高校過程に近く、4〜5年は大学の一般教養の側面を持つのが、高専の一般科目で、本科に設置されている専門学科では入学時に選択した、「デザイン・電気工学・機械電子工学・情報工学」のいずれかを5年間を通して、基礎からしっかり学ぶことが出来る。本科修了後、更なる研究活動を続ける過程が「専攻科」。少数精鋭で、大学3・4年に相当する。
一般教育科では、『広い視野に立って社会に貢献できる人間性豊かな技術者の育成』という目標のもと、専門につながる基礎科目から体育や人文社会系の教養科目まで、幅広い科目群を学生に応じて配当している。1~2年次は授業時間の約8割が高校の学習内容に近い一般科目で構成されて、4~5年次では大学の共通教養科目のような選択科目もある。
全国高専唯一のデザイン学科
サレジオ高専では、人々の生活に潤いと豊かさを与え社会に貢献することができるデザインの役割は、今後益々重要に なって行くと考えている。 デザイン学科では、幅広い分野で[ものづくり]に携わり、柔軟な発想で未来を創造する人材を「5年間一貫教育」で育成していき、感性を磨き、基礎技能と 知識を身につけながら、実践的なデザイン提案やものづくりを段階的に学んでいる。
授業外での取り組みにチャレンジ!
放課後には有志が学年を超えて学校プロジェクト「全国高専デザコン」や学外のコンペ等に取り組んでいる。産官学連携プロジェクトでは、社会の要請に応じた実践的なデザイン活動を通して提案を行い、学外からも高い評価を得ている。また、長期休暇には外部講師を招いた特別講座を開催するなど、普段の授業とは違う貴重な経験の場として学生の成長の機会となっています。
根幹技術を総合的に学ぶ電気工学科
電気エネルギーの発生から有効利用までを総合的に学ぶ、電気主任技術者認定学科。パワーシ ステム、パワーエレクトロニクス、再生可能エネルギー、メカトロニクス、マテリアル科学の各分野の根幹技術をバランスよく学ぶことにより、あらゆる産業界で活躍できる技術者・研究者へと成長を促している。
電気エネルギーを応用した活動へのチャレンジ!
電気工学科の学生が取り組んでいる活動は、学内にとどまらず学外の競技やイベントにも参加します。電気の知識や技術を応用して活用できる力「総合技術」「実践力」を育んでいる。
複合技術を学ぶ機械電子工学科
2008年から学科名称を「機械電子工学科」としてスタートした学科。機械・電子複合技術を意識した技術者養成教育を実践してきた「電子工学科」は「機械電子工学科」に進化し、エンベデッドシステム開発者、3D CADオペレータ、システムデザイナーの養成を目指している。
もう一つの機械電子工学科 学科 プ ロ ジ ェクト!
メカトロニクス技術の実践力養成を目指し、学生主体で活動する学科独自の技術交流の場。また、学科プロジェクトとして各種資格取得(電気工事士、アマチュア無線、DD3種、CAD利用技術者、品質管理(QC)検定、アーク溶接、ガス溶接、グラインダー)も支援している。
基礎から実践能力まで学ぶ情報工学科
パソコンや携帯電話だけではなく多くの製品やシステムにコンピュータが組み込まれている。情報工学科では、情報工学の基礎とともにコンピュータハードウェア、ソフトウェア、情報ネットワーク技術を身につけ、実践能力を備えた情報技術エンジニアやネットワークエンジニアの養成を目指している。
情報工学科の授業風景
専攻科
専攻科は、高等専門学校等の高等教育機関において基礎的かつ実践的教育を受けた者に対し、さらに専門的な分野について精深な教授を行い、自ら新しい分野を開拓できる能力を有する、実践力のある開発型技術者を養成することを目的とする。
サレジオ高専の専攻科は、本科(準学士課程)の電気工学科、機械電子工学科、情報工学科の3学科から学士課程(生産システム専攻)を形成していて、準学士課程で最も得意とする専門分野を修得し、学士課程である本学専攻科に入学すると本科の知識を深めるとともに、異なる学科の学問分野をも理解し、幅広い学問を学ぶことができるため、複合領域の学力を身につけることができる。学生の多様なニーズに配慮して、他の大学や高等専門学校等で開設されている授業科目を履修できる「単位互換制度」を実施している。
※専攻科の詳細はHPより参照できる
高専プロジェクト
高専ロボコン
全国高等専門学校NHKロボットコンテスト(高専ロボコン)は高専の活動としてはもっともよく知られているもので、サレジオ高専も2008年の全国大会では栄えある「ロボコン大賞」を獲得している。2009年には運営校として町田市市民総合体育館で関東信越地区大会を開催。2011年度以降は、全校プロジェクトとして全学科からのスタッフの協力のもとに推進している。サレジオ高専の特徴である多彩な学科をいかした魅力あるロボット製作を通して、デザイン感覚と実行力がある技術者教育(エンジニアリングデザイン教育)を行うための、数年がかりの取り組くみである。
高専プロコン
全国高等専門学校プログラミングコンテスト(高専プロコン)は
- 情報処理技術の高揚や教員・学生の交流の機会を拡大する
- 高専が持つ若くて力強いエネルギーや発想の柔軟性を世の中に紹介する
ことを目的としたもの。
高専デザコン
全国高等専門学校デザインコンペティション(高専デザコン)は高専の活動としてはもっとも新しく、建築、建設、土木を中心とした学科をもつ高専が有志で始めた大会で、サレジオ高専では、2005年の第2回大会から出場し、毎年優秀な成績を上げていて、デザイン力と表現力、技術力は高く評価されている。
ソーラーカー
このプロジェクトは体験的な学習の場として、太陽光という自然エネルギーを用いるソーラーカーの研究・開発・製作・運用を行っている。ソーラーカーを設計思想に合わせて設計・開発し、自分の手を動かして製作。エネルギーマネージメントを通して、発電したエネルギーを有効に運動エネルギーに変換できるように運用をする。
これらのひとつひとつの経験から、教室の中だけでは知りえない技術・知識を得られ、チームワークやコミュニケーション能力の向上、さらに自然エネルギーの雄大さを肌で感じる事が出来る。
かわさきロボット競技大会
このプロジェクトでは、脚機構・腕機構を用いた無線操縦型ロボットを製作し、障害物を含むフィールド内で一対一で格闘をする大会「かわさきロボット」にすることを活動目的の一つとしている。また、企業や大学などが主催する大会にも数多く参加し、他チームとの交流を通して自分たちの技術向上に繋げている。
基礎教育センター
基礎教育センターは学生の学力に応じて正課授業についての補習を行っています。
また、学力優秀な学生や勉学意欲の高い学生を対象として、正課授業よりさらに進んだ内容の学習を企画し運営しています。
本校の教育上ベースとなる科目として数学と英語を補習科目に指定しています。
現在はプレテックに所属する1‐2年生を対象として、補習授業を企画していますが、本校に入学が確定した入学前の生徒や本校の3‐5年生を対象とした補習までを一括で企画・運営することを視野に入れています。
1年生対象「リメディアルクラス (「英語」補習クラス)」
サレジオ高専では、入学当初から英語が苦手な学生は少なくはないという。当講座では、英語の基礎力が学校のレベルに十分ではないと判断される学生を対象に、正規授業の無料補習という形でサポートしている。当講座の指導教員は、正規授業「英語」も担当しており、学生ひとりひとりの理解度を把握し、追加ワークシートを用意するなど、きめ細やかな指導を行っていき、また、正規授業での成績安定を目標とするだけではなく、十分な復習を経て次回の正規授業に臨むといった、いわゆる「勉強習慣」の確立も、指導の一環として取り入れている。
キャリアセンター
キャリアセンターは、就職・進学活動の支援に加えてキャリア形成に関わる様々な支援を行っている。
キャリア形成とは、キャリア教育の一翼を担うものであり、「自分自身の長い人生をどのように自分らしく活きていくのかを設計し、その夢や希望を実現するための方法を探索しながら、そのために必要な知恵と力を身につけていくことである」と定義される。
学生生活を送っていくなかで、社会人に必要とされる基礎能力・態度の充実とあわせ、キャリア形成を確実に実践し、明るく・楽しく・前向きに生活している将来の自分づくりに備えていくことは、極めて重要なことで、まずは企業への就職、専攻科・大学への進学の実現、そして自らの将来の「夢」の実現に向けて、積極的に取り組んで行くように指導している。
クラブ活動
Sports
Culture
同好会
イベント
「育英祭」はサレジオ高専の学園祭(文化祭)。様々な成果発表会から楽しい模擬店まで、学生主体の行事。
毎年、吹奏楽部とモダンダンス部の定期公演が学校行事として行われている。1年生をはじめとする在校生の他、父母・OB・地域の皆さんなどにも幅広くご観覧いただいている。
制服
アクセス
住所 〒194-0215 東京都町田市小山ヶ丘4-6-8 ℡0422-775-3020
●京王相模原線 多摩境駅下車 徒歩 約10分
●JR横浜線・京王相模原線 橋本駅北口から『橋76』神奈中多摩車庫行き利用 「響きの丘」バス停下車
学校説明会、公開行事
オープンキャンパス2024年
生まれ変わったサレジオ高専のオープンキャンパス!
2024年からオープンキャンパスが生まれ変わり、サレジオ高専ならではの専門性の高い学校プログラムが企画されています。
学生主体で企画運営している学生プログラムや施設見学ツアーなども併せて実施いたします。通学している学生の声が聴ける貴重なプログラムに是非ご参加ください。
入試制度や学費、進路(大学編入、就職)のことなどをひとまとめに説明する説明会も実施します。生まれ変わるサレジオ高専の魅力を存分に感じられる、新しいオープンキャンパスに是非お越しください。
■対象:中学生・保護者
第2回 2024年6月8日(土)
10:00~14:00
第3回 2024年7月28日(日)
14:00~16:00
第4回 2024年8月24日(土)
10:00~14:00
第5回 2024年9月21日(土)
10:00~14:00
第6回 2025年3月29日(土)
10:00~14:00
学校説明会のお申し込みはこちらの『イベント予約手続きサイト』で。
育英祭2024 学園祭
2024 開催情報
開催日 10月 26日 (土) ~ 27日 (日)
時間 10:00~16:00
場所 サレジオ高専
受験相談会
〔要予約〕11月 9日(土)
10:00~14:00
〔要予約〕12月7日(土)
10:00~14:00