人と生きものをいつくしむ「心の教育」 毎日交代でヤギや羊動物の世話をしている。
カリタス小学校 https://caritas.or.jp/es/
学校概要
校長 小野拓士先生、 創立1963年、宗教キリスト教(カトリック)、生徒数645名(男子76名 女子569名)、教職員60名、制服あり,制鞄あり、給食 (お弁当)、スクールバスあり、アフタースクールあり、1クラス児童数36名、敷地面積 11501㎡、校庭 土、図書館の蔵書約23,000冊、土曜日休み
志願者数、倍率、学費
2022年度の志願者数は451名(男子54名 女子397名)でした。募集は108名。初年度の学費は1,210,000円(そのほか、寄付金1口50,000円 3口以上)次年度以降744,000円
進学状況
カリタス小学校では女子では約90%がカリタス女子中学・高等学校に内部進学する。その他の主な進学先は桜䕃、鷗友、日本女子大附属、豊島岡女子、洗足学園、雙葉、東京女学館等
男子の主な進学先は暁星、聖光学院、開成、サレジオ学院、海城、慶應普通部等
ここが注目
カトリックの教育
「祈りの時間が豊かな心を育てる」
カリタス小学校では、毎日の学校生活が、祈りに始まり祈りに終わるように組まれていて、学校の中に落ち着いた生活を作ることが大事にされている。
読書タイムの後、朝の黙想が始まって、静かな音楽が流れる中、ゆっくり呼吸をし、心身を落ち着かせ、静かな時を持ち、情緒を安定させ、深く物事を捉えようとする資質を育ている。黙想が終わると全校で聖歌を歌い、朝の祈りを唱えるという。
カトリック教育の理念に基づき、神に心を開き信頼する人間を育てている。
子どもたち一人ひとりが神から与えられた才能を十全に引き出し、その才能を伸ばす努力しいる。そのため、考え方の違いや個性を認め合い、互いに磨き合って共に成長していこうとする雰囲気作りを大切にしている。創立者の精神にならい、他者への思いやりと奉仕の心を育てるため、宗教教育を軸に生活の中に祈りの時間を設けている。またマリア祭、クリスマスミサなどの宗教行事も行い、心の教育に力を入れているという。
各クラスで募金活動が進められています。
特にインド・バングラデッシュの子ども達へ教育資金を送金する活動は20年以上続いている。「しおむすびの日」を設け、おかず代を募金に回す活動が広がっている。
基礎学力
「一人ひとりが毎日少しずつ成長」
カリタス小学校では、国語科では表現力を高める読書やスピーチ、綴り方に力を入れている。算数科では少人数制を取り入れ、じっくり考える授業を展開している。
子ども同士が互いに様々な考えを出しあい、考えを深めていく学習を行っている。各教科の知識の量を増やすだけに力を入れるのではなく、考えを深めていくなかで、自然と知識が増え、技能を高められていくような工夫している。各学年において、クラス担任のほかに、学年担任を加えて、4人の専任教員で3クラスを指導している。算数では、教員の2人が指導にあたり、少人数指導を行っている。通常より1名多い教員を加えることで、一層きめ細やかな指導をすることが出来ようになっている。また音楽、体育、図画工作等の指導はもとより、学年が進むにつれて、理科、家庭科なども専科教師による深い専門性に基づいた指導を行って基礎学力の向上を図っているという。
総合教育活動
「体験を重視し、みんなで力を合わせて、考え、行動」
五感を磨きながら「本物の学力」を身につけていく
カリタス小学校では、低学年が、毎日交代で動物のお世話をします。みんなで話し合い、糞尿の付いたわらは堆肥に。ヤギや羊たちに感謝をしながら、花壇や畑の土作りに活用してる。
「総合教育活動」は、体を通して学ぶ活動
とかく知識だけに終わりがちな学びも、体験を通じて五感を磨き豊かな感覚を育て、また、様々な「ひと・モノ・こと」と向き合いながら、子どもの中では絶え間なく「発意・構想・構築・遂行・省察」というサイクルを繰り返し、各教科で培われる「考える力」をより一層伸ばすことが出来るという。
これらの子どもたちの「願い」に支えられた活動は、試行錯誤を繰り返しながら、より深く、また広く展開している。この活動は、子どもたちにとってまさしく生きた現実であり、その活動を通して学ぶ力は「本物の学力」であると考えている。
外国語教育
English+1
小学校1年生から良質な英仏語教育を子どもたちに
カリタス小学校では1年生から英語、フランス語の複言語教育を少人数で行なっている。英語、フランス言語が持つ音に耳を慣らすことから始め、聞く事・読む事・話す事・書く事の4つのをバランスよく学ばせ、小学校卒業までに英語、フランス語の基礎力をつけさせる。電子黒板やタブレットなどのICT機器などを使って限られた時間を有効活用して、12月の「おしゃべり横丁」や2月の「学習発表会」では、英語、フランス語によるスピーチをし、外国語で自己発信することを体験させている。英語、フランス語での週当たりの時数は1・2年生が1時間の授業の中で英語とフランス語を半分ずつ週1回、3年生が英語とフランス語を週1回ずつ、4年生以上が英語週2回、フランス語週1回で、すべての学年が少人数できめの細かいの授業を展開している。
おしゃべり横丁
12月に「おしゃべり横丁」というユニークな名前の、子どもたちが英語やフランス語で話す会を企画している。5年生は二人一組でクイズ、6年生は自己紹介を英語かフランス語で行い、それを友だちや先生方に聞いてもらう。12のグループに分かれ、12名の英語、フランス語の堪能なゲストを招き、各自が一分以内で3か所で繰り返し発表する。手振り身振りをつけ、表情豊かに、ヒントになる写真や小道具も準備して、子どもたちがたくさん英語、フランス語で「おしゃべり」をする。さらに2月の学習発表会では、有志の6年生がスライドを見せながら英語、フランス語で自分の関心事について発表する。一人で英仏語でのスピーチをします。English + 1の複言語教育を実施するカリタス小学校ならではの催しである。
フランス語検定5級
「仏検」で知られるフランス語検定は、第二外国語としてフランス語を学んだ大学生など大人が受ける語学検定試験。カリタス小学校では6年生の希望者が秋季検定で5級に挑戦する。小学校では聞くことと話すことに重きをおいた学習をしていますが、フランス語検定を目指すことで、基本的な文法を知り、文字を読む力もつけているという。
Delf Prim A1
カリタス小学校では、2011年春、小学生を対象にした Delf Prim A1第一回が日本で実施されてから8年が経ち、毎年30~40名が受験している。Delf Prim とは、小学生を対象として聞く・読む・書く・話すの4技能を評価するヨーロッパ共通言語枠(CEFR)の基準に応じたフランス政府公認の国際的資格試験。諸外国の小学生と同じ試験では、辞書なしで簡単な手紙を書いたり、一対一の面接もあり、本当に「使えるフランス語力」が試される。これまで全員合格していて、これが自信となり、中学以降の英仏語学習にも、意欲的に取り組むきっかけとなっているという。
英検 Jr. Gold
5・6年生は年に一回、全員が英検Jr.の一番上のGoldを受験する。事前に英検Jr.のための勉強をすることはなく、日々の英語の授業で聞いて学んで培った力だけで試験に挑むという。合否の出る試験ではないため、子どもたちは各自が現時点でどれくらいのリスニングができているか、また昨年からどのぐらい力が伸びたかを正答率の数値とコメントで把握することができる。過去に受験した6年生は多数が高得点だという。授業で聞く力がついていることを実証している。
受験対策、面接
入試内容
ペーパーテスト (図形、言語、数量、話の記憶、生活常識など)
行動観察 (集団ゲーム、共同作業、自由遊びなど)
制作 (紙を使って自由制作)
運動 (基本的な運動)
面接・親子面接 保護者(本校について、価値観、教育観、親子関係など)児童(一般常識、家でのこと、幼稚園のこと等)
制服、制帽
アクセス、問い合わせ
住所 〒214-0012 神奈川県川崎市多摩区中野島4-6-1 ℡ 044-922-8822
- 小田急線「登戸駅」及び、JR南武線「登戸駅」下車 川崎市バス 5分
- JR南武線「中野島駅」下車徒歩 10分
児童は登戸駅からスクールバスを利用します。
登戸駅からは、川崎市営バス「登06・登20・登21 カリタス学園行き」もご利用いただけます。
学校説明会、公開行事
※新型コロナウイルス感染症の状況により変更になる場合があります。
学校説明会
終了しました。
公開行事
11月2日(土)CARITAS Athletic Festival
場所:小学校校庭
雨天順延:11月3日(日)・4日(月)
事前予約制です。対象は年中・年少園児に限らせていただきます。
予約サイトにて10月21日(月)10:00より申込受付となります。
カリタス幼稚園の在園児は予約不要です。保護者の方は園の名札をお持ちください。
外国語授業体験Day(6月・1月)
カリタスの教育を語る会(全校保護者会)(6月)
カリタス総合Day(6月・10月)
学習発表会 (2月)
詳細・最新の学校説明会、行事等の情報は、HPでご確認ください。
カリタス学園
カリタス幼稚園 https://caritas.or.jp/kd/
カリタス小学校 https://caritas.or.jp/es/
カリタス女子中学・高等学校 https://www.caritas.ed.jp/